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聞きたくない【過去記事】

2012/12/02 12:37:08 | 過去記事 | コメント:-件

※本記事は、前ブログ(2代目)からの、復活記事です。




産婦人科での看護実習が始まってから、Aさんに会っていません。
他の科の実習中は、週末は必ず会っていたのですが。


本当は、今週末もAさんと会う約束はしていたのですが…
お産だけは、人間の意思ではどうにもならないですもんね、スケジュールがずれ込んで週末も実習とあいなりました。
X日連続で実習中です♪(←もうヤケクソ)




正直なところ、産婦人科実習の間にAさんに会わずに済んでいることに、ホッとしています。
ただでさえ寝る間もない看護実習なのに、産婦人科…精神的にもヘビーです。
現場にいる間は受け持ちの母子のことで頭が一杯ですが、ふと…一人きりになると…乗り越えなければならない壁が次々とあらわれます。
そのような状態の中でAさんと話をしたら…集中している状態を乱されて、壁を乗り越えるどころではなくなることは目に見えています。




最初の妊娠中絶をして以来、その話題になる度に…必ず。
Aさんの口からは、鋭い刃物のような言葉が発せられてきました。
あのときも…
あのときも…。
『そうじゃないのに、そんなつもりじゃないのに、そんなとはわかっているのに、そんなことを言われても…』
言い返したい言葉を口にする気力すら失うほどに鋭く、深く、重い激痛を伴うAさんの言葉の数々とともに、私は妊娠中絶後の月日を重ねてきたように感じます。




なんでもないときですら、自分だけが生きていることが許せなくなるような言葉を…今、Aさんに発せられてしまったら…
私はきっと、今このときに越えなければいけないものを、乗り越えられなくなる。
失ったあの子たちに続く道のスタートラインに立っている今、この壁を乗り越えられなければ、その先に進むことは不可能になってしまう…。

今は、Aさんに会わず、自分のことだけに集中することが一番確実な気がする…。









きっと、Aさんにも、わからなかったんだと…今もわからないままなのだと思います。
どんな言葉を発したいのか。
なんて言葉を発するべきなのか。
わからないままに言葉を発したら全て裏目に出てしまった、というだけのことなのかもしれません。

もし、Aさんと一緒に生きていくなら…
私も本気で気持ちを伝えて、言って欲しいこと・欲しくないことをわかってもらうために、本気で働きかけて本気で努力をしていたでしょう…けど。
だけど。
私がAさんを人生のパートナーに選ぶことはない。
一緒に生活を営んで、次の世代を育むこともない。
Aさんの言葉の数々が私の中に残していったケロイドを、癒していこうとも思わない。
わかってもらおうとも、あたたかい言葉をかけてもらおうとも思わない。

ただ、自分の力で確実に、必要なものを乗り越えて、必要な道を歩んでいきたいだけ。




ごめんなさい、Aさん。
今は、あなたの言葉を聞きたくない、声も聴きたくない。
その声のトーンを聞くだけで、胸に刺さったままの言葉を具体的に思い出して、それを言い訳に立ち止まってしまいそうで、怖い。





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