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夢は突然に

2016/12/17 11:34:12 | ◆『妙子』の仮面の内側 | コメント:0件

嘔吐に関する内容を含みます。(医療的視点からの内容ではありますが)
苦手な方、お食事中・直後の方はお控えください。





まったく休憩が取れなかった夜勤明け。
もうろうとしている頭で、はた、と気が付きました。




17年来の夢が、今日、叶ったんだ…
と…。






18歳の夏、1度目の妊娠中絶手術の後、麻酔から覚めてまず感じたのは…
凍えるような寒さ。
そして、猛烈な吐き気。
後ろに誰かいるのを感じて、
「気持ち悪い…」
目もあかないだるさの中、なんとかそう声に出したら…
「吐いていいですよー」
あっけらかんとした返事とともに、横向きに体勢をなおされ、ベースン…だったのかな?口元に冷たい器を置かれて…
ごりごりっとみぞおちの裏をさすり上げられ…
とても…
とても心地良く、嘔吐できたことを、今でも覚えています。
(朝から絶飲食だったので、おそらく胃液程度しか吐かなかったんだと思いますが)

あれ以来…
いつか、心地よく嘔吐させてあげられる看護者になる
という目標を掲げて十数年生きてきましたが…





昨夜遅くに入院してきた産婦さんは、陣痛が強まるととともに、吐き気を訴えるようになりました。
出産の際に、嘔気・嘔吐をもよおすことは、珍しいことではないのですが…
彼女は、嘔吐しそうになるたびに全力で我慢する方でした。
嘔吐するならしてしまったほうがお産は進むので、匂い対策とか、本人に見えないようにとか、本人が気にしないように声掛けとか、いろいろ工夫をして、促して…
結局、彼女のお産は順調に進み、朝がやってきました。

朝ごはんを食べて、初めての授乳を終えて、我に返った彼女から頂いた言葉は…
「背中をさすってもらったとたんに、なんていうか、おかしな言い方ですけど…
清々しく吐けて、むしろ気持ちよかったです。
看護師さんの手って、すごいですね。」

看護師と助産師を混同している患者さん、とても多いので、そこはスルー
その場は、そうですかー安産でよかったですー、とか、適当にお返事をしたのですが…

家に帰って、シャワーを浴びながら、はたと気づいて…
あれっ?長年の目標を達成できたんじゃない?
…と。
感慨も何もない、お風呂で真っ裸で拍子抜けしながら達成した、17年来の目標でした(笑)





夢は突然に、そして、気づくのに時間がかかる形で叶いました。
ま、それだけ、目の前の患者さんに夢中で、夜勤明けで脳みそ動いてなかったってことで(笑)
これからも精進します。




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